浪人日記をお待ちの皆様、お待たせいたしました。
帰ってきたW3Bでございます。





　フランスの化学者であるパスツールは自然発生説を否定し、生物は生物からしか生まれないことを証明しました。
　
　という概要の英文を今日読みました。


　この、「生物は生物からしか生まれない」とは少し違いますが、「無から有は生まれない」について。


　発想に関して言えば。
　僕は、無から有は生まれないと考えています。
　ただし、ここで言う「無」とは「なにもないこと」を指していますので、本来の意味とは少し違うかと思われます。
　要は、「何もないところからは何も生まれない」ということです。
　元となる経験、知識などが本当に何もなければ、発想は出て来ないと思うのです。

　脳は無意識下で思考をしていると言われています。
　発想は唐突に浮かんでくることが多いため、一種の特異な感覚のように思えますが、実際は断片化された様々な経験や知識が無意識下で互いに結びつくことによって生まれてくるのだと思います。
　だから僕は、色々な知識を蓄えておくことを重要なことだと認識しています。
　ぱっと見では関連性を見出すことのできない事柄であっても、本当はどこかで結びついているはずです。
　たくさんの知識を脳に放り込んでおけば、いつかは脳がそれらを関連付けてくれる。そんな気がします。
　経験も同様に大事だと思うのですが、したくてもできない経験ってあるじゃないですか。特に恋愛とか。恋愛とか。憐哀とか。（エコー）
　

　

　まあ、上に述べたことはしょせん御託を並べたにすぎません。
　僕はただ単に発想を豊かにしたいだけであって、ならどうすれば発想を豊かにできるかと考えた結果が上記の理屈なわけです。
　何かをひらめいたときって、嬉しくなりますよね。自分だけの宝物を見つけたような感じがします。
　それが僕にとっての、物語を作る理由なんです。









たからものってなんだろう
いつまでも手の中で　色あせないことさ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　by心が色あせているW3B
　

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